我が家に来たのは…

 先週、病に倒れた私たち、

一面の雪景色の中、我が家にやってきたのは、

サンタクロース、


ではなく、かかりつけ医のドクターSであった。


 夫の方が重症で、

今まで、風邪などひいたとしてどんなに辛くても

自分で車を運転し、医者まで行っていたが、

39度越えの熱ではさすがに無理であり、

私が電話して往診に来てもらうこととなった。


(電話)

トゥルルルル…、ガチャ

ドクターS:「S」(←なんかこちらの電話の出方ってこんなのが多い。

         特にビジネスの場合。ハローもなく、ただ名前だけ言う。)

私「おはようございます。きゃんべるです。

 えーと、私たちみんな調子が悪いので、往診に来ていただきたいのですが。」

そして、住所と電話番号を聞かれ、

玄関のチャイムが鳴らない(結局壊れたまま1年以上ほったらかし)ので、

テラスの方から来てほしいと伝えた。

ドクターSはじゃあ午後に行くよ、と詳しい時間は言わなかったので、

私たちは、一日中待つこととなった。ま、どっちにしても何もできんのやけど。

雪もひどいし、ドクターけーへんのとちゃう?などどいいながら、

ドクターは午後4時過ぎに現れた。


 夫が一番重症であると言うと、

じゃあ彼から診ようと、夫をソファに横たわらせ、

聴診器などあて、

まあそんなこともあるわ、と

パラセタモール(アセトアミノフェン)あったらそれ飲んで、

あとは下痢止め出しとくよ。水分はたくさん採るように。

で終わった。


 私に至っては、聴診器さえあてることなく、

必要やったら、旦那と同じの飲んどいたらいいよ、で済んだ。


 息子は発熱と下痢はないものの、他のウイルスからの風邪か、

咳があったので、ついでに聴診器で呼吸音を聴き、

耳の中をチェックして、

そんなにひどくないから大丈夫、ということで何も処方されなかった。


 診察料は夫の分だけ請求されたので、良心的である。


 いやいや、そういう問題か?

こんなんでいいのだろうか。


 そして、夫はその週一杯休むべきという、診断書をもらい、

仕事は病欠となった。しょうがないのだけれども、

3週間以上休暇をとった直後なのに、

こんなんでいいのだろうか。


 と何かと納得がいかない私であった。