コートについているフードはかぶるものか否か

 先月、日本に一時帰国した際に、何年振りかに新しくコートを購入した。

お店の若いお姉さんは、売る気まんまんで、でもいやな感じではなく、

(ベルギーでは売る気のない店員が多いので、なんなら気持ちよかった。)

メリノウールが軽くてとってもあったかくて~~、などなど、

あれやこれやとそのコートについて説明してくれた。

 そのコートにはフードがついていて、取り外しも可能であった。

試着してみて、フードをかぶってみたときに、そのお姉さんが

きゃは!お客様、何かぶってらっしゃるんですか~。と笑った。

 そこで、私はお姉さんに説明した。ベルギーなどヨーロッパでは

フードはファッション用の飾りではなく、実際にかぶる実用品であることを。

防寒のため、ちょっとした雨のとき、みんなかぶるのが当たり前である。

 

 この辺りでは、街行く人を見ていて最近気づいたのだが、

コートやジャケットを着て、フードをかぶって、その上にマフラーを巻いている

人をよく見かける。

私は普段マフラーを先に巻いてから、コートを着るのだが、

そのほうがあったかいのか、気になっている。

 昨日は買い物に出たときに、私の横を自転車に乗ったマダムが通り過ぎたが、

ホテルのアメニティーによくあるようなシャワーキャップを

かぶっていた。なるほど新しい。

 とりあえず、寒さの厳しいヨーロッパ、頭の防寒は大事である。

見かけるのはこんな感じだが、これはありかなしか。