教習所へ行く~車運転への道2~
さて、前回の続きである。翻訳証明は今週中にできるが、
息子のお迎えの関係もあるので来週取りに行くことにし、
今日は、こちらの教習所に問い合わせと申し込みに挑戦することにした。
ネットで調べると付近に2か所教習所があり、そのうちの1か所が
Facebookでのレビューも高評価であるし、苦手克服教習も
やっているようなので、そこに行ってみた。
ところがところが、
私が、「日本の免許を持っていて、ベルギーのと交換する予定なので、
こちらの運転になれるためにレッスンを受けたいのですが」
というと、
受付の女性は「学科試験と実技の教習、実技の試験を受けないといけない」
という。
え~~~~。そこからつまづきますか。だから田舎はいやなのよ。
「免許を交換して、試験は必要ないはずですが」
と言っても、通用しない。
協定を結んでいない国同士では一から免許を取り直さないといけないが、
日本はベルギーの免許と交換すれば、書類上はすぐに運転が可能なはずである。
おまけに、私の英語の発音が悪いのは重々承知しているが、
Belgianの発音がどうにも悪いらしく、
「I will exchange my Japanese driving license for Belgian license.」と言っても、
「なになに?ベルジャ。。。?」
って話の流れからして、だいたい想像つくやろがーーー。
で、「あなた運転経験はどのくらいあるの?」とやたらしつこく聞かれ、
ここでペーパードライバーと言ってはよくないか、と答えにつまっていると、
私が英語を理解していないと思ったらしく、
「これじゃ会話が難しいわ。誰か通訳できる人と一緒に来て」と言われる始末。
私:「私はあなたの言っていることはわかります。」
彼女:「でも私の質問に答えないじゃないの。」
私:「考えてるんです!」(←キレ気味)
悔しいやらなんやら。
彼女は他の女性スタッフと話し合い、日本の免許の翻訳を持ってくれば、
教習なしでも学科試験と実技試験を受けて合格すればよい、とも
言ったが、私の運転経験がないことを見抜かれ、
最終的には、彼女の結論として、一から、学科の授業を受け、学科試験に合格したら、
実技の教習、試験を受けなければならないとのことであった。
そして、学科の授業は英語でするなら、プライベートレッスンになるから、
1時間35ユーロ、で、全部で何時間かかるかは、私の理解力次第、と
説明してくれ、これまた馬鹿にしとんのか、と内心怒りでいっぱいになりつつ、
とりあえず考えます、と言い残し、その場を後にした。
ちなみに、どこの国の免許を持っていても一から取り直さないといけないのか、
と聞くと、そうだ、試験を避けることはできない、ということであった。
私だって、自分で交通ルールは勉強するつもりであるし、
運転の練習が必要なのはわかっている。彼女の言うように一から
取り直したほうがいいのかもしれないが、どうも態度がいやだし、
外国免許の交換のルールを知らないのもおかしい。
最初から私の説明していることがわからなかったのだろうか。
ベルギーの免許を受け取ってしまってから、行ったほうがよかったのかも。
夫に話すと、「彼らはお金を儲けたいだけで、高額の教習パックを
売りつけたいだけだ」という。そうなのだろうか。
もう一つの教習所のオフィスにも行ってみたが、あいにく開いていなかった。
そこでもだめならどうしよう。
すでに挫折しそうである。しかし、もし、一から取り直すとしても、
今日行った教習所には行くまい。
帰り道には、通りすがりの車が水たまりをよけずに走ったため、
泥水をかけられた。泣きっ面に蜂とはこのことだ。
きっと、練習すれば、ベルギー人より運転がうまいはずと
心の中で悪態をつくのであった。
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