アムステルダムへ行く

 メーデーの連休にアムステルダムまで行ってきた。

というのも、現在イギリスに、旦那さんの仕事の都合で住んでいる

大学時代の友人が、チューリップを見にやってくるということで、

うちからも車で2時間くらいなので(運転するのは夫であるが)、

会おうということになったのであった。

わざわざイギリスから会いたいと言ってくれて、ほんとにありがたいことである。


 しかし、向こうは子供3人連れの5人家族なので、観光は別々で、

夜ごはんを一緒に食べた。

同じホテルを予約したので、ホテルのロビーでもお茶して

4年以上ぶりということもあり、おしゃべりはエンドレスに続いたのであった。


 私たちの観光の方は、今回、国立美術館に行くことを目的とした。

まだ息子が生まれる前に夫と二人で来たとき、一度国立美術館と、ゴッホミュージアムに

行こうとしたのだが、どちらも当日チケットを買うのに激しく混んでいて断念したので、

今回いよいよ満を持して行こうと思ったのだった。

 どうやら、インターネットでチケットをあらかじめ購入すると、

並ばずそのまま入れるらしい。このチケットは購入日から1年間有効である

(入場は一回のみ)。

 ゴッホミュージアムのほうは夫が別の美術館の特別展ですべて見た(ほんまか)

というし、ゴッホの大ファンというわけでもなかったので、今回は見送ることにした。

ちなみにゴッホミュージアムの方は、時間指定制の前売りチケットがインターネットで

購入できるので、それを買うと時間は束縛されるものの、並ばなくていいらしい。

入場料はどちらも18歳未満は無料という、なんとも太っ腹なオランダの美術館であった。

(でもトラムは4歳からチケットが必要だった。)


 国立美術館の目玉はレンブラントの「夜警」とフェルメールの「牛乳を注ぐ女」である。

旅行前にチケットのことを調べていて、友人も美術館に行きたいという話を

していたところ、夫から重大情報が入った。

「今そのフェルメールの絵、ルーブルにあるよ。」

そう、5月半ばまでパリのルーブル美術館に貸し出されていたのだった。

で、失礼ながら意外だったので、なんでその絵を知っているのかと聞くと、

「一番有名やから。あのネスレのデザートの。」

そうなのだ、そうそう、どっかで見たことあると思ったら、

ネスレのデザートのパッケージに使われていたのだった。

↑これ。

というわけで、牛乳を注ぐ女は普段からよく目にしているということで、

よしとしたのだった。(ええのか。。。)

(↑美術館内部の廊下にあった素敵なステンドグラス)

(↑立派な図書館)

 

 牛乳を注ぐ女は実際に見られなかったものの、ミュージアムショップで

playmobileとコラボした商品を発見したので、購入。

夜警の方のバージョンもあった。


(↑後でホテルで絵画を再現し、写真を撮って遊ぶ。ふふふ。)


 (↑おっとテーブルクロスを忘れていた、ということでもう一枚。) 

 

 美術館の後は、Bijenkorfというデパートで遅めのランチをし、

まだ時間があったので、

アムステルダムに来ておいてなんだが、ネットで見つけたフィンランドグッズショップに

行ってみることにした。

ところが、その場所は、中央駅から西側にあるのだが、歩いた通りにあった店が

ほとんどコーヒーショップであった。

コーヒーショップというのは、マリファナなどのソフトドラッグを個人使用目的

で販売するお店である。

というわけで、後で麻薬犬がいたら迷わず反応するのではないかというくらい

マリファナのにおいをまといながら、目的のお店に到着したのであるが、

なんとなく早くこの通りから立ち去ってホテルに帰りたいと思い、

何も買うことはなかった。


 そんなアムステルダムだが、オランダの人々は一般的にフレンドリーで

明るい印象である。ベルギーと気候も似てるし、何が違うのだろうか、

チューリップのせい?

この旅行中、一度トラムに乗り込もうとしたとき、一人の婦人に、

ちょっとちょっと、と声をかけられた。

何かたかられるのではないか、と怯えた私に、その婦人は

「あなた、リュックのチャックが開いてるわ。閉めなさい。」

と親切に忠告してくれたのであった。


 もう4回目になるアムステルダムだったが、何かとおもしろい町である。