困った隣人たちの話
私たちの住んでいるアパートは3戸、縦に並んで入っている。
私たちは一階、一番上には小学生くらいの女の子のいるファミリーが
住んでいる。
ここに引っ越してきた当初、同じ時期に、真ん中の階に
向かいの中学校の先生であるという男性とそのパートナーの女性、
女性の子供二人が住み始め、
先生というからには、きちんとした人なのかと思いきや、
挨拶もしないし、マナーもよくなかった。
どちらの階からかわからないが、彼らの客人の吸ったたばこの吸い殻が
うちのテラスに落ちていたり、時にバーベキュー後に空き缶が落ちていたりした。
私たちだけ、小さな人工芝の庭とテラスがあり、上二つの階は
バルコニーだけあって、それらバルコニーよりうちの敷地が広いという設計のため、
そういう事態が起こるのだった。というか、それでもしかし
人の敷地にゴミ捨てるか?という話だ。
その先生ファミリーは去年の夏に引っ越していった。
その引っ越しの際も人のテラスに断りもなく入ってきて、
家具をバルコニーから降ろしたりしていて、夫が注意したら、
警察呼べよ、と逆切れされた。
とにかく、彼らがいなくなって、しばらく平和に過ごしていたのであるが、
先月、ついに新しい住居人が来てしまった。
若い目の黒人二人の男性と、女性が一人、ほんとに住んでいるのはだれか
わからないが、その3人が出入りしているようである。
音楽かテレビの音がうるさく、また、夜に仕事をしているとかで、
夜中にアパートの出入りが激しく、そのドアの開閉する音もうるさい。
一度夫が文句を言いに行ったら、めずらしく謝られたということで、面食らっていた。
完全に悪人ではないらしい。
しかし、一番上の階のファミリーもこれら騒音に関して嫌がっていて、
大家に文句を言ったようだ。
そして大家が面会し、騒音の方はましになったのであった。
ところが、私が騒音よりも嫌なことが起きている。
たばことマリファナである。この間アムステルダムで嗅いだので、間違いない。
マリファナはベルギーでも個人使用は認められているらしい。
排気システムの関係か、(大家に問い合わせたところ、3戸は完全分離されているというが)
家の中のある部分に、においがたまるのである。
換気扇を回せば、消えるのであるが、
これで健康が害されてはたまらない。小さな子供もいるし、本当に嫌なのである。
彼らにもたばこやマリファナを使用する権利はあるし、においがもれていることは
知らないのだろうけれども。
ちょっと物件探しをしてしまうこの頃であった。
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