手の手術 (前編)
一昨日は手の手術に行ってきた。
朝7時半に病院に来るように、と言われていて、
そんな朝早くから手術するんや~と
(スイスに住んでいたとき、人々は超朝型だったので、
ありえるのかと思った。)
一応7時15分くらいに行った。
朝は、きっと手術当日はシャワーもできないかと思い、
シャワーを済ませて行った。
病院の受付は、すでに8人待ちであった。
4つ受付カウンターがあるうち、1つしか開いていなかったのも
あって、なかなか時間がかかった。
もう一人、受付担当の人が出勤してきたが、
たくさん人が待っていても、ゆるりと支度をしていた。
受付の番が回ってきて、IDカードを専用の機械に入れると、
病院のコンピューターですべての情報は把握されているらしく、
何をしに来たかわかるようだ。
でも、何かオランダ語で質問されたが、全くわからず、
だいたいそういう場合、英語に切り替えてくれたりするのだが、
その人はもうスルーして、名前、住所、担当医、
かかりつけ医などが印刷されたシールをたくさんくれて、
どこに行けばいいかだけ英語で
教えてくれた。
2階に行くように言われたので行くと、
なんとなく日帰り入院用の受付がわかった。
で、エントランスの受付で並んでた人ほとんどすべてが
ここに来ているようであった。
ここでも、日帰り入院担当の秘書に受付をしないといけない。
しばらく待って、私の番になり、
一応英語しか話せないことを伝えた。
秘書はペタペタと何枚かの書類に、受付でもらったシールを
貼りながら、
「仕事先に提出しなければならない書類はない?」
と尋ねたが、ない、と答えると、少し驚かれ、
再び、「医者が記入しなければならない、なにか仕事先に提出する
書類はないの?」と尋ねた。
ないと言うと、あ、そう、と今度は「これ、ドクターから
もらった?」とB5サイズくらいの薄いリーフレットを見せ、
「このページとこのページを読んで、サインしてほしいんだけど、
でもあなたわかる?」と聞かれたが、「わからないと思う」と言うと、
「まあとにかくサインして」とペンと一緒にくれた。
やっぱここで無職、ってめずらしいんかな~、という少し恥ずかしい思いと、
なんでオランダ語の辞書今日持ってこなかったんだろう、という後悔と
ともに、秘書は私の部屋まで案内してくれたので付いて行った。
ナースが来るまでの間に、ショーツ1枚だけで手術着に着替えるように言われ、
着替えを済ませ、先ほどもらったリーフレットを一応読んでみた。
そのリーフレットには、日帰り手術の注意事項などが書いてあるようで、
化粧なし、マニキュアなし、アクセサリーなし、
とか、体の洗い方とか、24時間前から飲酒禁止であるなどのことはわかった。
まあ、一応そんな感じかと思ってやってきたけど、
整形外科のドクター、そんな説明一つもせんかったがな。
説明せーへんのやったら、このリーフレット始めにくれるべきやろう、
そういや受付で待ってる人らこれ持ってたわ、と思いながら
サインすべきページにサインをした。
たぶん、手術のリスクや責任うんぬんがかいてあるのだろう。
私と同じ部屋には後から、少し恰幅のいい黒人女性と、
老婦人がやってきた。
なかなかナースが来ないので、携帯をいじりつつ、ふと、
自分の足の指にジェルネイルをしていたことを思い出した。
この週末にやったばかりだった。
足だし、関係ないとは思いつつも、文句を言われるのもいやなので、
泣く泣く、ぺりっとはがしておいた。簡単にはがせるタイプでよかった。
9時くらいになって、ナースが二人やってきた。
血圧を測ったり、心臓や肺に疾患があるか、
服薬してるか、など簡単な質問をされた。そして患部に
アルコールの湿布と包帯を巻いた。
ナースは、手術は10時35分からで、その30分前くらいに手術室のある
フロアまで移動すると説明してくれた。
つづく
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