困った隣人たちの話2

 今日はキリスト教関係の祝日(どうもこの関係の話には疎いのだが、

イエスキリストの復活(イースター)、昇天の後、信徒たちに

聖霊が降ったという日(聖霊降臨祭)の翌日が祝日になる。wikipediaより。)で、

ちょっと長い週末を過ごしている。

 昨日、夫と息子と庭で遊んでいたが、例の上の階の住人

窓を開け放しにし、騒いでいた。

 夫が下から文句を言い、それを息子が同じように真似をするので、

こちらはヒヤヒヤする。

 

 我慢できなくなった夫は、大家に苦情のメールを出した。

そしてその晩、夜11時過ぎだろうか、私たちはベッドで眠りに

つこうかというころ、上でドタンバタンと大きな音がする。

そして、夫がうちの例の場所で異臭がすると言い、

やれやれと換気扇を回したところ、文字に表すのが難しいが、

女の子のキャー、ウワー、と、叫び声?、悲鳴?、奇声?が聞こえ、

ドアスコープからうかがうと、転がり落ちるように

女の子がアパートから出ていくのが見えた。

「しーっ!こら騒ぐな(←私の想像の訳)」というような声も聞こえた。

 

 寝室の窓からアパートに面する道路をうかがうと、

隣に住む大家の一人がどこかに電話をしているのが見えた。

その後、黒人の男3人も出ていくのが見えた。

 

 大家の一人、というのは、どうもこのアパートは、

親戚同士が分割して持っているようで、

私たちの直接の大家の義理の兄がアパートに隣接する家に住んでいるのであった。

しばらくすると、親戚たちが集まってきた。

私たちの直接の大家は来ていなかった。

そして警察もやってきた。警官は女二人であった。

そこに私の夫も参戦しに行った。

 

 しかし結局、警察は、誰もいないし、証拠もないので、何もできない。

今度何かあったら、警察に連絡するように、とのことだった。

 

 捜索せんかーい!麻薬犬つれてこーい!
何かあってからじゃ遅いねーーん!

 

 大家の親戚たちも、どこか私たちとは価値観が違うようで、

彼らにもチャンスを与えなくてはいけない、だの、

アパートで共同生活だからある程度は、うんぬんと抜かしたそうだ。

なんでやつらの肩もつねん。

ほんならおまえらの家の一室に住まわせろーー!

 

 とりあえず騒ぎが終わり、私は眠りについたのであるが、夫によると

その後、深夜1時過ぎに黒人たちは戻ってきて、今度は違う女の子も

やってきてパーティーをしていたそうだ。

今日の朝も7時くらいから話し声がうるさかったのこと。


 寝不足と、誰も頼りにならんという脱力感で頭痛のする休日の朝であった。