そんなとこまで

 こちらのスーパーでは頻繁に消費期限切れのものが

平気で陳列されているのを見かける。

野菜、果物も明らかしおれてたり、色が変わってたり、

カビが生えてたり、なんてこともあるので、

注意して買うようにしている。


 この間は、イチゴのパックが売られているところを

吟味しようとした。

イチゴはプラスチックの箱に入れられているが、日本みたいに

透明なフィルムなどはかぶせられていない。そのへんにいた

おばあちゃんが、そこから一粒とってひょいと口の中に入れた。

ええ~まさかの試食??売り物やってば。

たまに試食用は別においてあったりするが、

それは試食用ではなかった。

 だから、イチゴを買うときは人の手の届いてなさそうなところから取り、

天秤(量り売りの野菜用に天秤がある)で重さを確かめて買う。

(←私ケチなんでしょうか…。もはやそんな風にも思えてきたり。)

 ラズベリーだったかなんだったか、粒を他のパックのと

入れ替えたりしてる強者(?)も見かけたことがある。

人がべたべたさわったやつ、買いたくない。


 話は少し違うが、最近、息子の粘土を買うため、

安いチェーンの雑貨屋(黄色に青字の水兵さんマークがついてる店、

と言えば、ベルギーにお住まいの方はわかると思う。)

に行った。

Playdoughより安くて、どうせすぐ混ぜて汚い色になって

使わなくなるので、ここの粘土を買っている。

そして他に、3足セットで2ユーロのMINIONSがデザインされた

スニーカーソックスがあり、2ユーロだし、ま、いっかとそれも購入した。

3足は1足ごとに、よく靴下を買ったらついてる

おなじみの細いプラスチックで留めてあった。


 翌日、洗濯しようと、プラスチックを切って、見たら、

なんと3足のうち1足の片方だけ違うサイズ(1サイズ大きめ)であった。

まだ1足まるごと違うサイズやったら、

息子の成長を待てばいいけども、

なんで片方だけちゃうのよ。

自分で片方ずつ集めて買うとかちゃうし、パックされてたし、

プラスチックで留めてあったし、どの段階でこうなんのよ。

安物買いの銭失いとはこのことか。


 夫は2ユーロだし、多くを求めてはいけない、と言ったが、

ここでおとなしくしてられないのが関西女の性なのか、

レシートもあったので、後日その店に行った。

でも求めているサイズがもうなかったので、結局交換はあきらめた。


 いくらパック状態でも、これからすべてのサイズが揃っているか

確認しなければならない、そんなとこまで、チェックせなあかん。

と学んだ日であった。

 

 やっぱり靴下、右と左で違うサイズやったら、気持ち悪いよな~。

と思いつつ、息子に履かせてみたら、意外といけた。

きっと、私が細かいことを気にしすぎなのであろう。

いやいやしかし…。