Fête Nationale 革命記念日

 この10日間ほど、夫の実家に行っていた。


 滞在期間中、7月14日(金)はフランスの革命記念日で祝日であった。

前日は、通常、全国各地でいろいろな行事が行われるらしい。

当日はもちろん、パリのシャンゼリゼ通りで

盛大な軍事行進パレードが行われた。

(私ひとり、テレビで中継を見ていたが、たくさんの組織、部隊があって、

おもしろかった。)


 記念日の前日、夫の実家の隣町でも、夫の実家の町と合同で、

その行事があり、

義父はボランティアの消防士(Pompier ポンピエ)であったため、

参加するということで、みんなで行ってきた。


 ちなみに、私は義父が消防士であったことは知っていたが、

フランスの消防隊の制度をよく知らなかった。

ポンピエには公務員である職業ポンピエと、他に職がある

ボランティアポンピエがいて、割合的にはボランティアポンピエ

が圧倒的に多い。

また、パリ、マルセイユの消防隊はそれぞれ陸軍、海軍に属するらしい。

そして大きな都市では職業ポンピエがいるが、小さな町では

ボランティアポンピエしかいないということもあるようだ。

なお、ボランティアと言っても、出動があったときには

それに対する手当が出るということだ。


 さてさて、町役場の周りで町長のあいさつを待ち、

子供たちはランタンや松明をもらう。

うちの息子も。(まだ小さいかと思って、中のロウソクの火はつけなかった。)


バンドの生演奏のあと、町長あいさつ。(ちなみに長い。

私には意味がわからないので、余計に長い。松明を持っている子供の

松明が燃えすぎて、短くなっていたので、他人ごとながら

心配になった。練り歩く間に手が熱そうだった。)


 その後、消防隊を先頭に、

みんなで公民館(だと思う)まで町を練り歩いた。


公民館ではテーブルが並べられていて

みんなで軽食パーティー。

ワイン、ビール、プレッツェル、ソーセージ

パウンドケーキ、などなど。

夜10時過ぎて食べるには多すぎる量。

残念だったが、水だけいただき他は辞退した。


 たまたまだったが、こういう行事に参加できて、興味深かったし、

消防士は町で一番重要な役割として位置づけられ、

人々に認識されているんだなあと

いうことを感じた。

敬礼をするお義父さん、かっこいい!(青矢印のところ)

きゃんべる in Denmark