困った隣人たちの話3

 フランスでの話を書きたいと思っているのに、

なかなかそうさせてくれない、困った隣人たち。

このシリーズもいつまで続くのだろうか。

 

 さて、前回の一件があってから、大家に文句を言い、

結局、困った隣人たちは夏休み明けにアパートを出ていく、

という話を大家がつけてくれた。


 あたりまえじゃ~。


 しかし、この間の週末の土曜日、何人もの来客が現れ、

夜に大騒ぎ。早朝5時過ぎくらいにみんな一斉にトイレを済ませ、

(水を流す音が立て続けに…。)

ドタドタと階段を降り、出ていく。


 ただでさえ、音に敏感な夫はついにぶちっと切れて、

テラスに出て、上の階に文句を言い、

ついに言い争いが始まってしまった。

私がSTOP!STOP!STOP~!

となんとか止めた。


 彼らは最後には、自分らが若いから、黒人だから

文句を言うのだろう、と言ってきたらしい。


 やっぱり、こういう問題は根深いのだろう。

彼らに常にこういう意識があるんだろうな~。


 いやいや、でもちゃうねん。これは

若いから、とか肌の色がどうとかじゃなくて、

常識の問題やから。

まあ、でも常識と言っても、それぞれで違うし、

生活習慣も違うし、分かり合えることはないんやろうな。


 夜に働いてるということらしいが、

昼間もどこか行ったり来たりしてるし、いつ寝てるのか

普通に疑問である。


 それはさておき、とりあえず、もう彼らが何するかわからんし、

危害加えられたらいややから、我慢して、

と夫にお願いした。


 そして、日曜の晩、彼らは懲りずに

大騒ぎからの、ケンカ?に発展し、

女の子の叫び声が聞こえ、

「これ、警察呼ばなあかんのとちゃう?」

と私が夫に言うと、

「警察が何してくれるというねん。」

ということで、

窓から外の様子をうかがうと、

道沿いに泊めてある車に男(来客?)と、

女の子(住人のどっちかのガールフレンド?)がいて、ドアをあけて話していた。

そこに、別の男(たぶん住人のどっちか)が部屋を出てやってきて、

叫びながらペットボトルを女の子に投げつけ、

そばに泊めてあった別の車に乗り込んで

また、その二人に向かって何か叫んだあと、

急発進でどこかへ行った。

女の子は部屋に戻り、

残った男は車で去った。


 今回は異臭もしなかったので、

ただの酔っぱらってのケンカか何かわからないが、

ほんまいい加減にしてほしい。

私の夫にどうか安らかな睡眠を与えてください。

邪魔しないでください。


 夏休み明けに出ていくと言っても、

ほんとに出ていくかどうか疑わしいし、

どっちにしても本気でこちらも物件探しを

始めなあかんかな、ということになった。