さようなら、ドクターS

 タイトルを見たら、なんかのドラマか小説みたいですが、

まったくそんなことはなく、

時間を遡って、まだベルギーにいたときの話です。

 娘を産んでから、しばらく経って
指の関節が時々痛むようになった。
私の母もそうなので、へバーデン結節というやつかなと思いつつ、

(いやですね、歳を取るって…。)


 一応リウマチでないか確かめておきたかったのと、
デンマークに行って落ち着くまではお医者さんにもかかれないかなあと思って、
かかりつけ医のドクターSに行った。

(ドクターSは今までにもこのブログに2回登場しています。→☆☆)


 コロナ前は、午前中は予約なしで行けたのだけど、

今はいつでも予約が必要となってしまった。


 症状を説明して、血液検査をしておこうということで、

ついでに一般的な健康診断の項目も調べてもらうことにし、

血を採るついでに、コロナの抗体検査もすることにした。


 私が行った前日には、夫が喘息の薬の処方箋をもらうために行っていて、

私たちがデンマークに行くことは話していたので、

ドクターSとそんな話をし、

 彼は私を励ますつもりだったと思うけども、

「日本からベルギーに来たあなたにとっては、

ベルギーからデンマークなんてたいした差ではないでしょう。」

と言った。

 いやいやそんなことも無さそうですよ?


 ちなみに血液検査の結果はインターネットで確認できるようになっていて、

どの項目も特に異常はなかった。


 ドクターSから
「パーフェクトな結果だよ。デンマークでがんばってね!」

とのメッセージも付いていた。


 長年お世話になった、ドクターSとの別れはちょっぴりさみしく、

これからいろんなことに戸惑うことがあると思うけれども、

ドクターSの言うように、たいしたことないと思ってがんばろうかなと

思ったのであった。