幼稚園のお迎え問題(~車運転への道7~)

 久々の車運転への道シリーズ、その後どないなっとんねん、

と思っていた人もいたり、いなかったり、いったいなんの話や?と

思う人もいたりいなかったり、だと思いますが、

まずは運転をするという動機になった話から書きたいと思います。

(車運転への道シリーズはとございます。)


 私は、社会人になってから、なんとなく

車が運転できたら楽しそうかな、と思って免許を取ったのであるが、

そんなに運転の必要性もなく、ペーパードライバーへまっしぐらとなった。


 スイスに住んでいたときも、電車やトラムが発達しているところだったので、

車を運転しようとも思わず、

ベルギーにやってきてからも、もう今更という感じであった。

しかし、最初に住んだところが夫の職場近くの森の中。

5kmほど離れたところにようやくスーパーがあるという状況で、

自分ひとりで買い物にも行けなかった。

バスも結局利用することはなかったのだが、電話で呼び出してきてもらうという

システムのバスだった。

3カ月ほどで、町の中心部に引っ越して、一人で歩いて買い物に行けるようになり、

なんとか車に乗らずに乗り切ってきた。


 そして息子が生まれ、保育園、幼稚園と通うようになり、

問題が発生。

家から幼稚園までは、6kmほどある。

息子の送り迎えについて、

朝は夫が仕事場に近いので車で送ってくれるが、

お迎えをどうするか。


 私が迎えに行くときは、自転車、

と以前さらっと書いていたが、

自転車と言っても、カーゴバイクという、

前に子供を乗せられる箱のついた自転車で、

自転車王国のオランダやデンマークなどでよく見かけるものである。

最初は、運動にもなるだろうし、自転車でなんとか、と思っていたのだ。

こういうやつです。(写真をクリックするとこのメーカーのサイトに行きます)

子供1~2人乗れるよ。

なお、自転車自体が重くなるし、値段も張るし、

後からまた付けれるし、てなことで電動アシスト付きにはしませんでした。

(これがさらに私を苦しめることに…)


 それで片道6㎞ほどを30分ほどかけて行っていたのであるが、

何せ言うても三輪車。

ほんまにしんどい。

こんなに漕いで、このスピードですかと。

気温10度以上の日は家に帰ったときは汗だくでへとへとになった。

汗をかくから、一人ハイキングに行くのかというようないで立ちで

お迎えをしていた。

しつこいようだが、ほんまにしんどいので、夫と交渉の結果、

私のお迎えは週3にしてもらっていたのである。

そして雨の日、雪の日は夫にお迎えをお願いするという条件付き。

小雨の場合は、ハイキング用の雨具(もともとスイスでアルプスを楽しむため

に持ってきたのに。( ノД`)シクシク…)で全身包むのだが、

小雨であっても、結局は30分も漕いでたら顔などけっこう濡れるのであった。

天気の変わりやすいベルギーでは途中で雨に降られることもある。

よい天気の日もこれはこれで、目に小さな虫が飛び込んでくるので、

眼鏡が必須…。

というわけで、これはさすがに私も車に乗る必要があるだろうと

思ったのである。

お迎えが第一の理由であるが、車が運転できたら、買い物も

便利だろうし、夫の負担も少なくなるだろう。(はい、だいぶと甘えてました。)


そんなわけで、以前の記事にあるように、車運転への準備を始めたのである。


 12月からは寒さのため、私が自転車を拒否。

寒い日々は公共のバスでお迎えに行っていたが、

このバスも1時間に1本という

スケジュールで、幼稚園に着いて、息子を引き取り、

折り返してきたバスが来るまで10分以内、という

スリリングな展開になるか、幼稚園の終わる時間によっては

30分以上ぼけーっと待って、息子を引き取り、帰りのバスを

15分以上待つというなんとも時間のもったいない展開になるか、

であった。


うん、絶対車いる。


長くなったので、

つづきまーす。